和歌山、 奈良の各地で寸断されたり崩壊している道路について、 両県と国土交通省が9日、 互いの道路担当責任者をメンバーとする道路復旧支援チームを設置した。
 今回の台風では県管理の県道や3けた国道で被害が多く発生しており、 6日には国土交通大臣が現地視察の際にできる限りの対応をするよう地方整備局に指示。チームは県、市町村の協力を得て道路の被災状況、 孤立集落等の状況を把握し、 道路復旧に向けた工程表の作成、 路線ごとにステップ1(道路啓開)、ステップ2(応急復旧)の目標時期を明示する。
 和歌山の復旧支援チームは、 近畿地方整備局道路部道路計画管理官をリーダーとし、 同部の交通対策課長、 県県土整備部道路局長ら7人で編成。 また、 チームとは別に、 全国の地方整備局の道路担当職員でつくる調査隊、 「TEC―FORCE」 も両県に入り、 道路や孤立集落の状況を調査する。 TEC―FORCEは和歌山県に9班 (1班は3人体制) 入り、 みなべ町と日高川町方面には1班が派遣される。