0516①.jpg 「得意のかかと落としで日本一!」。中村君の夢は5歳から始めたテコンドーで大活躍すること。
 
 テコンドーは実戦打撃格闘技の韓国国技。「ひ弱な感じで泣き虫」と心配を募らせた両親の勧めで、楽蹴塾に入塾した。もともとおとなしい性格だが、厳しい練習にも弱音を吐かない。年長時にデビュー戦で優勝を飾ると、セーフティー空手道選手権和歌山大会では今春3連覇。普段の様子や細身の見た目には変化がなくても「試合になるとまるで別人」。中身は両親の期待通りたくましく成長を続けている。
 
 県の選考会では直径6㌢のパイプの上に立っていられるタイムを競うパイプバランスという種目で男子1位。楽々と10分をクリアし、テコンドーで培った運動能力を示した。
 
 空手、陸上と現在3競技に取り組むが、中心になるのはテコンドー。指導の富俊司塾長からも「このまま成長すれば楽しみ」と大きな期待を受け、「もっと練習し、もっと大きな大会で優勝できるように頑張りたい」と国内にとどまらず世界の舞台も思い描く。
 
 御坊市湯川町財部1090、哲生さんと仁美さんの長男。