バレー日高男子.JPG 「若さでアタック 春の高校バレー」の愛称で親しまれている「第41回全国高校バレーボール選抜優勝大会」和歌山大会は、来年1月9日に耐久高校体育館などで開幕する。男子19校、女子26校が来春の全国切符(優勝)目指して熱戦を展開。本紙では本番を前に練習に励む地元男女4チームの横顔をリレー紹介していく。初回は昨年ベスト8の日高男子。ことしは「打倒、和歌山工」を合言葉に4強入りを目指す。
 2年前は部員不足によるオープン参加だったが、 現2年生が加わってからの前回、 ことしの総体はいずれも8強入りと活躍した。 新チーム発足後は引退した3年生のサポートや女子との合同練習でメンバーの少なさをカバー。 秋の新人戦では決勝トーナメントで和歌山北にストレートで敗れたが、 県内4強との力の差を埋めようと悔しさをバネに実力を磨き、 精神的にも強くなってきている。
 175㌢を上回る平均身長で、 高さは県内3本の指に入る。 チーム一の長身186㌢の垣内や塩路の速攻を主体に攻撃を展開し、 マークが緩んだ際には力強いスパイクを放つエースの宇和や山岸が得点を重ねる。 まだ速さ、 コンビネーションに課題を残すが、 セッター・西本との連携は徐々に上向き。 酒井、 松山が力をつけ、 攻撃に幅が出てきたのは心強い。 サーブレシーブのミスを少なくできるかが最大のかぎ。 ここ一番は、 自慢の高さを生かしたブロックで勢いに乗りたい。
 予選から順調に勝ち進めば、 決勝トーナメント準々決勝でシードの和歌山工と対戦。 就任1年目の坂本将一監督は 「チーム一丸となって粘り強く一つ一つ集中して戦い、 なんとかベスト4に入りたい」 と話している。
 メンバー監督=坂本将一▽主将=宇和孝真 (2年) ▽選手=西本仁、 塩路有輝、 山岸久範、 酒井大樹 (以上2年) 垣内友太朗、 松山貴一 (以上1年)