日高川町中津川で国産コーヒーを栽培するMIDO FARM代表の道仙信也さん(41)が、廃棄していた未熟果(チェリー)を活用したオリジナル消臭剤を開発、商品化した。一般的なコーヒーかすを使った消臭剤とは異なり、飲料用のコーヒー豆と同じ製法で仕上げているのが特徴。コーヒー本来の香りが強く、消臭だけでなく芳香剤としても楽しめる。

国産コーヒーを栽培するMIDO FARMの農園でオリジナル消臭剤を手に道仙さん

 コーヒーにはアンモニアなど臭いの元を吸収する働きがあり、コーヒーかすを利用した消臭剤は、活性炭の約5倍の消臭効果があるといわれている。

 コーヒー豆の製造工程では、水に浮かべて沈んだ果実を選別して使用するが、未熟な果実は水に浮くため、全体の約2割が廃棄されるという。道仙さんはこの未利用資源に着目し、消臭剤への活用を考案。未熟果を乾燥、焙煎するなど、飲料用の豆と同じ工程で商品に仕上げた。

 トイレや車内に置くことで、気になる臭いを吸収するとともに、コーヒーの香りを楽しめる。芳香効果は約2カ月間で、その後も約1カ月間は消臭効果が持続するという。オリジナルの巾着袋に入れ、1個1100円(税込み)で販売している。

 道仙さんは「コーヒー関連商品を販売し、国産コーヒーの認知度を高めていきたい」と話している。