
御坊市ひきこもり支援連絡協議会は24日、御坊商工会館で「生きづらさを理解する」をテーマにした講演会を開き、ひきこもりの本人や家族、福祉、学校の関係者ら約80人が参加した。
県中央児童相談所非常勤で児童精神科医の松岡円氏は、児童精神科医が知的障害や自閉症のほか統合失調症やうつ病、摂食障害、強迫性障害などの疾患を取り扱うことを説明。共働きや一人親家庭の増加、娯楽の変化(外出の激減)などを背景に不登校の子どもに関する相談が増えていることを紹介し、子どもたちが「友達や勉強がうまくいかない→失敗を見られたくない→ちょっとお休み→友達や勉強がうまくいかない…」というサイクルに陥っていることを指摘した。
そういった問題を抱える子どもや親も目標は「互いに幸せになること」だとし、来場者の親世代に向けて子どもの心身の健康を前提に、他人と比べない、ゆっくりでよいという気持ちを持つことの大切さを訴え、「子どもは大人の姿を見ている。大人が幸せのモデルでいたいものですね」と呼びかけた。さらに「親、先生、医師など、一人から子どもに伝えられることは少ない。地域のいろんな大人が関わることで子どもたちが何かにチャレンジする気持ちを持ってくれるようになる。子どもたちが楽しく経験を積み、自信をつけられるようサポートしよう」とアドバイスした。
NPO法人Peer心理教育サポートネットワーク(和歌山市)の理事長で臨床心理士などの資格を持つ小山秀之氏も「こども・若者たちの居場所」をテーマに講演し、居場所の必要性や支援のあり方で語った。


