線状降水帯が相次いで発生し、千葉県内に甚大な被害をもたらした記録的な豪雨から2週間。次は能登半島付近で大雨となり、石川と富山の両県でレベル5大雨特別警報が発表された。千葉の豪雨では一時、22市町にレベル5大雨特別警報、6市にレベル5土砂災害特別警報。千葉市で降った雨は半日で平年の8月1カ月分の約3倍。13人が亡くなり、1人が行方不明となっている。

 3年前の6月、県内各地に大きな被害をもたらした大雨でも、日高地方では幸い人的被害はなかったが、急激な水位の上昇で避難できず、多くの人が消防へ救助を要請。御坊市と日高広域が出動して、救助や誘導を行い、ロープを張ったり、要救助者を背負ったり、ボートでの救出もあった。

 先日、日本全国から選び抜かれた消防隊員が日ごろ鍛えた救助技術を競う第54回全国消防救助技術大会が新潟市で開かれ、陸上のロープブリッジ渡過で日高広域の永井開士長が入賞した。永井士長は第54回県消防救助技術会の同種目で優勝。ロープブリッジ渡過は、水平に展張されたロープ20㍍(往復40㍍)を往路はうつ伏せのセーラー渡過、復路は仰向けのモンキー渡過する。

 永井士長だけでなく、他の種目や御坊市も含め、救助技術に優れた頼りになる隊員がいる日高地方。また、今年は第31回県消防ポンプ操法大会の小型ポンプ操法で御坊市消防団塩屋分団が優勝し、10月の全国大会出場を決めている。心強い消防職団員さんの存在をありがたく思う一方、出動を要請する前にできることはないか、日ごろの備えから意識を高く持つ必要がある。(笑)