由良町とJR西日本和歌山支社が実施した「由良星空フォトコンテスト」の入賞作品が決まった。最優秀賞1点をはじめ計7点で、町内外で展示されている。どの作品も、「実際に行ってみたい」と思わせるような由良の美しい星空の魅力を見事に捉えている。

 最優秀賞の撮影者に話を聞くと、3月に天の川がきれいに見える午前2時から4時ごろを狙い、約1時間集中して撮影したという。星空を見る時間帯が重要だとはあまり知らなかったが、調べてみると、夜中や明け方は気温が下がって空気中の水蒸気やチリが少なくなり、空の透明度が増すため、星がより鮮明に見えるそうだ。さらに、街の明かりが少ないことや、月明かりの影響を受けない新月前後を選ぶことも、美しい星空を撮影するポイントという。確かに夜中にふと目を覚まして見上げた空一面に広がる無数の星には、驚かされたこともある。

 フォトコンテストは、町とJR西日本和歌山支社などが進める「由良町星空ブランディングプロジェクト」の一環。最終目標は、米国のNPO法人「ダークスカイ・インターナショナル」の星空保護区認定を近畿で初めて取得し、星空を生かした地域活性化につなげることだ。

 今後は白崎海洋公園の照明対策などを進めながら、星空保護区認定を目指していく。由良町には当たり前のように美しい夜空が広がっているが、身近にあるこの貴重な財産を守り、生かしていくことは、地域の大きな魅力づくりにもつながるだろう。由良町に住む筆者も、星の見え方や星座、撮影のコツなども少し勉強し、夜空の魅力をもっと知りながら、星空保護区認定への歩みを見守っていきたい。(城)