先日、マスターとともに運営しているSSstudioで、ライブを開催。7回目の今回はロックなバンド5組様が出演してくださって、スタジオは熱気にあふれた。ギュイーンと響くエレキギターの音、ズンズンと箱を揺らすバスドラの振動、熱く抜けるボーカルの歌声、唸るベースの低音。いくつもの音が重なり合いグルーブ感あふれるメロディーとなって、客席を沸かせた。

 やはり、小箱でのライブはいい。目の前で今この瞬間に生みだされる音楽は、躍動感にあふれている。ステージと客席が手が届くほど近く、しかもSSの場合はステージを敢えて上げずに客席とフラットにしているため、演者さんの奏でる音楽、汗や息遣い、表情、パフォーマンスが客席にダイレクトに届いて、心震わされる。耳だけでなく、目、肌、体全体に音楽が染み渡る。

 ちょっと演奏を間違えたり、想定外にテンポアップしたり、ハウリングしてしまったりと、完璧でないところがまた、生々しくてよい。生身の人間が今ここで魂を込めて作り上げる生きた音楽。そんな、今ここでしか聴けない生音を体感できる喜びは、まさにライブの醍醐味だ。

 SSの音響担当はマスター。オタクのこだわりで音づくりに励み、演者さんの奏でる音楽を最高の音にして客席に届ける。箱が揺れる。空気が振動する。耳だけでは感じとれない音の響きが体に伝わる。心に響く。この響きは、スタジオにいなければ決して体感できない。ライブを配信すれば、より多くの人に見てもらえるのは重々承知。でもこの響きを全身で感じてもらいたいから、SSは配信はしない。ぜひ、魂を揺さぶる生きた音を聴きに、SS LIVEにお運びください。(亜)