この前の日曜日、同級生たちと奈良県十津川村の玉置神社に行ってきた。いつのころから言われ出したのかは不明だが、神様から呼ばれた人しかたどり着けない神社として有名。当日は雨、道中、十津川村に入ってから「土砂崩れのためこの先通行止め」の看板と警備員の姿が見えたときは、呼ばれてないのかと不安になったが、玉置神社が行き先と伝えると、大丈夫との返答で一安心。思っていたより道も狭くなく、安全にたどり着くことができた。
連なる山々の絶景は残念ながら見ることはできなかったが、一面霧の世界で、秘境のような雰囲気がすごくあってそれもよし。樹齢3000年といわれる神代杉や夫婦杉、大杉だけでなく、とにかく境内にそびえる太く背の高い杉は圧倒的な存在感で、はるか昔から自然が守られてきたことを感じさせてくれる。修験者の霊場の一つで、今は道が整備されているが、古代には険しい山道しかなかったのだろう、呼ばれた人しかと言われるのもうなずける。
拝殿からさらに階段を上ると神武東征以前から、おそらく縄文時代からの磐座信仰であろう、玉置神社の基となったといわれる玉石社があり、ひときわ神聖な雰囲気。神武天皇が大和入りする前に必勝祈願したとか、役行者や弘法大師空海が宝珠を埋めたなどの伝説があり、身も心も清められるような感覚があった。
境内や山全体にすごくいい空気が漂っていたのが印象的。参拝する人々の崇敬の気持ちが神社の雰囲気を作っているのと合わせて、古代から人々が守って来た自然信仰が今に継がれてきていることを感じられた。デジタルまみれの今こそ、古代日本の息吹を感じてもらいたい。(片)


