1978年秋から翌年春にかけて、日本テレビが開局25周年記念番組としてドラマ「西遊記」を制作・放送した。堺正章演じる孫悟空が三蔵法師(夏目雅子)らと長安からインドの天竺へと向かう旅の途中、さまざまな妖怪と戦い、成長していく。
ドラマとともに大ヒットしたのがゴダイゴの主題歌「モンキー・マジック」。甘い歌謡曲全盛時代にあって、ファンキーな16ビート、イントロのシンセサイザー、オリエンタルでエキゾチックな衣装…何より子どもはまったく理解できない完全英語の歌が衝撃だった。
70年代後半から80年代前半にかけてヒット曲を連発し、代表曲はほかに「ガンダーラ」「ビューティフルネーム」など。ザ・ベストテンでは「銀河鉄道999」が7週連続1位を獲得したが、「モンキー・マジック」は意外にも4位が最高だったとか。
タケカワユキヒデとミッキー吉野という2人の才能が出会い、それぞれのつながりからスティーブ・フォックス(ベース)、浅野孝已(ギター)ら超一流のプレーヤーが集まった。その後、メンバーの交代や死去もあったが、今年4月でデビュー50周年を迎えた。
現在は「感謝の旅」というツアーを展開しており、11月には46年ぶりとなるネパール公演を行う。ネパールは前回、首都カトマンズの国立競技場の中央に組まれたステージを観客が360度取り囲み、6万人が熱狂したという。
5人の平均年齢は72歳となったが、タケカワは「気力も演奏も決してロートルバンドじゃない」、ミッキーは「ゴダイゴはフォーエバーだ」と意気盛ん。三蔵法師と孫悟空らの一行のように、遥かな理想郷(ガンダーラ)を目指す旅は終わらない。(静)

