
由良町大引の大引コミュニティセンター(旧白崎小学校)に10日、親子で過ごせる貸し切りキッズスペース「遊び場カフェ」がオープンする。三重県で同様の施設を運営している榎本沙奈さん(35)=海南市=が、「和歌山にもほしい」という声を受けて開設したもので、「親子が安心して過ごせる場所に」と思いを込める。新たな廃校活用の事例としても注目されている。
榎本さんは海南市出身で、昨年まで約10年間を三重県で過ごした。現在7歳と4歳の娘を育てており、三重では夫婦とも身近に頼れる人がおらず、日々の子育てに追われていたという。休日になっても元気いっぱいに走り回る子どもたちと遊ぶ体力が残っていないこともあり、「親子が安心してゆっくり過ごせる場所をつくりたい」と貸し切りキッズスペースを考案。廃校活用にもつながることから、2024年に三重県明和町の旧修正小学校の一室を利用してオープンした。
貸し切りのため子どもが遠くへ行く心配がなく、保護者も追い掛け回る必要がないのが特徴。人混みが苦手な子どもも利用しやすく、屋内施設のため雨の日や猛暑の日でも安心して過ごせる。室内には幼児向けの遊具をそろえ、親子でゆったり楽しめる空間となっている。
昨年、海南市に戻ってからも三重の施設を運営する中で、「和歌山にも開いてほしい」との声が寄せられたことから、県の講座「わかやま地域デザインカレッジ」を通じて旧白崎小学校と出会い、開設を決めた。
旧白崎小では3階の教室を活用し、床に人工芝を敷いて遊具を設置するなど準備を進めている。今月上旬にはプレオープンも予定している。
榎本さんは「子どもたちが安心して遊べるだけでなく、ワンオペ育児で疲れている保護者にもリフレッシュしていただける場所になればうれしい。由良町をはじめ県内全体から利用してもらえれば」と話している。
詳しくはインスタグラム「@asobiba_yura」へ。


