昨年ごろから神社参拝に出かける機会が増えた。とくに願い事をしたいわけではなく、古事記や日本書紀に登場する神の中で個人的に興味をそそられるお方(柱)が祀られている神社を行き先にすることが多いので、アニメやドラマなどの聖地巡礼をする人、もしくは推し活に近いかもしれない。目的地へ行くまでの車内ではどんな神社なのかワクワクするし、実際に参拝すると心が清められるような気がして気持ちがいい。最近のリフレッシュ方法の一つになりつつある。
先日、天橋立のすぐ近く、京都府宮津市にある丹後一の宮、籠(この)神社・眞名井神社を参拝してきた。三重県にある伊勢の神宮では、内宮に天照大神、外宮に豊受大神がまつられているが、第10代崇神天皇の御世に4年間、この2柱の神様が一緒にまつられていたのが籠神社・眞名井神社。元伊勢といわれる神社は関西を中心に結構あるが、その中でも特別な地ともいわれる。
本殿には五色の座玉(ごしきのすえだま)と呼ばれる青・黄・赤・白・黒色の玉が高欄に施されているのが特徴。これは伊勢の内宮と籠神社のみに許された格式高い建築装飾で、伊勢の内宮は本殿が見えないので実際に見られるのは籠神社だけ。目の当たりにすると美しさに引き込まれ、どんな意味があるのだろうかと思いを巡らせてしまう。神主は代々海部氏が受け継いでおり、現在はなんと83代というのだから歴史の重みが桁違いである。
温故知新は、昔のことや先人の知恵を学び直し、新しい知識や解決策を見出すこと。古事記・日本書紀にふれると、和の精神、和の歴史が垣間見える。世界情勢を見ていると、あらためて和の大切さが思い浮かぶ。(片)

