
世耕弘成衆議院議員は28日、御坊事務所で会見し、串本のロケット関連産業など、得意の企業誘致に引き続き力を入れる考えを示した。その一環として、廃線の危機に直面している紀州鉄道については、存続させるためのバックアップを約束した。
世耕氏は2024年4月4日に自民党を離党し、無所属で参議院から衆議院にくら替え、二度の総選挙に勝利した。この間、党総裁・首相は岸田文雄、石破茂、高市早苗とかわり、外から見た自民党政治について、「中にいるころから感じてはいたことだが、まだ手つかずの課題がある。とくに国民所得の格差の問題には早く手をつけてもらいたい」と指摘。年収が800万円、500万円、200万円の人の国民負担率(所得に占める税と社会保障の負担割合。社会保険料の雇用主負担分も含む)はそれぞれ46%、44%、42%であることを示し、「年収200万円で42%はあまりに高い。累進性がまったく効いていない。これを是正せず放置していたら、日本もいずれ欧米のように社会が分断してしまう」と述べ、現高市政権への期待を示した。
注目される復党の時期については、「私が決めることではない。まだ分からない」と答えた。
和歌山県活性化への取り組みとしては、「得意分野の企業誘致に力を入れたい」とし、串本のロケットプロジェクト関連産業やスモールラグジュアリーリゾートの誘致に意欲を示したほか、御坊市の旭化成和歌山工場跡地への企業誘致は「いろんな企業に声をかけているが、アクセス道路の狭さが大きなネックになっている。それでも何とか前進するよう頑張っていきたい」とした。
存続の危機にある紀州鉄道に関しては、「(御坊市、県、鉄道事業者などによる)法定協議会の議論が注目されるが、何らかの形で存続させてほしいというのが地元の皆さんの大きな声。私も(受け皿となる可能性のある)知り合いの企業をいくつか紹介し、観光資源として活用を検討しているという話も出ている。まだ具体的なことは何もいえないが、しっかりバックアップしていきたい」と述べた。


