今月4日の自民党総裁選で高市早苗新総裁が誕生し、15日にも召集される臨時国会で首相に指名される見通しとなった。
高市さんは神戸大学卒業、松下政経塾出身。1993年の衆議院議員選挙奈良県選挙区で初当選し、現在当選10回のベテラン。安倍路線を継承する党内有数の保守タカ派とされ、「鉄の女」と呼ばれたイギリスの故サッチャー元首相を尊敬しているそうだ。サッチャーさんと言えば所得税率を83%から40%に引き下げた。高市さんの新総裁就任会見では、野党が訴えている物価高騰対策としての消費税率引き下げについても「選択肢として放棄しない」とした。深刻な物価高にあえぐ国民を救うため、力強いリーダーシップを発揮していただきたい。
高市新総裁の誕生は県内政界にも大きな影響を与えそうだ。昨年秋の衆議院議員選挙和歌山2区に参議院議員からくら替え出馬した世耕弘成さんが高市さんに近く、復党時期が早まるとの見方が出ている。世耕さんは自民党の政治資金問題で離党したが、衆院選での圧勝の結果が示すように、有権者は世耕さんに対して今後の政治活動に大きな期待を寄せた。本人も今年7月のテレビ出演で復党への意欲を示している。仮に世耕さんが復党すれば衆議院和歌山2区の公認候補になる可能性が高い。また、今夏の参院選和歌山選挙区で当選、世耕さんの支援を受ける望月良男さんも自民党入りする道が開ける。そんな中、昨年秋の衆院選と今年夏の参院選で自民党公認を受けて立候補し、2人に敗れた二階伸康さんの動きが気になるところ。
県内政界の構図が大きく入れ替わっている。この時代の潮流をどう読むか。(吉)


