プロ野球の千葉ロッテは4日、都内で新人選手の入団発表を行い、ドラフトで1位指名を受けた青山学院大4年の西川史礁選手(21)=日高川町山野出身=がプロへの意気込みを示し、「長打力と積極性ある思い切りのよさが自分の持ち味」とアピール。目標は「1年目に2桁本塁打と新人王。将来的にはホームラン王を獲りたい」と力強く語った。
発表会には今年のドラフトで指名された9人(育成選手含む)と吉井理人監督らが出席。西川選手は右投げ右打ちの外野手で、今年3月に行われた欧州代表との強化試合では大学生ながらプロ主体の侍ジャパンに選出された。背番号は歴代の強打者で三冠王を3度獲得した落合博満さん(70)や同じ青山学院出身の井口資仁元監督(49)らが背負った「6」。
西川選手は会見で、ピンストライプのユニフォームに袖を通した感想を聞かれ、「白の縦じまのユニフォームが昔から好きだった。とてもかっこいい」と笑顔。吉井監督が同じ和歌山県出身であることについては「すごくご縁を感じる。大リーグを経験された監督のもとで頑張っていきたい」と語った。
吉井監督も「このチームは長打力不足が弱点。西川選手にはそこを期待している。頑張ってもらいたい」とエールを送り、「ドラフト1位(西川選手)と育成1位(谷村剛選手・和歌山東)は同じ和歌山県出身なんですけど、これは(忖度のない)偶然なので。その辺のところはよろしくお願いします」と場を和ませる場面もみられた。
新人選手は、年明けから合同自主トレーニングに入り、2月から始まる春のキャンプに備える。