市民文化会館小ホールのスクリーンに映し出された御坊祭の映画を観賞する来場者

 御坊祭観光PR委員会が制作した記録映画「GOBO MATSURI ドキュメンタリー」の上映会が9日、市民文化会館小ホールで開かれた。

 午前の部には祭り好きの約100人が来場。昨年の秋祭りの映像をメインに、全10組の若中や長老、祭具師、地元飲食店オーナーなど三十数人に上る関係者への取材を通じて構成された、御坊祭の魅力や地元の熱い思いがいっぱい詰まった1時間16分の映画を観賞した。

 上映の前には制作に携わった委員会の中田直希会長、細田幸平副会長、顧問の宮路雅仁氏、映像制作会社(滋賀県)の松井敬樹さんのトークもあり、制作費の寄付や出演協力などに感謝。「御坊祭の魅力を発信し、『人を見たけりゃ御坊祭』と言われる祭りにふさわしいにぎわいにしていきたい」などと述べた。

 御坊祭が行われる小竹八幡神社の遷宮350周年(2027年)を記念した映画制作は1作目が2018年、2作目が2019年に行っており、3作目の今回が集大成。DⅤD販売の収益や上映会のチケット代は同神社の改修費に活用する。