御坊市制施行70周年記念事業のキュウソネコカミLIVEが8日、市民文化会館で行われ、市内外から832人が来場した。同市出身でボーカル&ギターのヤマサキセイヤさんにとっては初の凱旋ライブ。アンコールを含む19曲を披露し、魂のこもったパワーあふれるステージで大盛り上がりとなった。
キュウソネコカミは兵庫県西宮市を拠点に活動している人気のロックバンド。ライブにはヤマサキセイヤさん、ギターのオカザワカズマさん、キーボード&ボーカルのヨコタシンノスケさん、ドラムのソゴウタイスケさんが出演した。ヤマサキさんが歌詞を書いたメッセージ性の強い「私飽きぬ私」「DQNなりたい、40代で死にたい」などでは観客が拳を突き上げ、御坊祭の四ツ太鼓を模した乗り物が登場する演出もあり、ヤマサキさんの祖父の13回忌の時に作った「なんまんだ」はしっとり聴かせた。
ヤマサキさんはMCで「地元でやれてよかった」「お父さん、イベントやらせてくれてありがとう」などと話し、感極まる瞬間も。アンコールの最後は「お願いシェンロン」を熱唱、ステージ上では三浦源吾市長やマスコットキャラクターのねずみくん、みーやちゃんとともに「かめはめ波」のポーズを決めた。
この日は市民文化会館で一般向けのイベントとして、物産ブースやキュウソネコカミの市内周遊写真展示などもあった。