田辺市龍神村、公益社団法人龍神観光協会の夏の観燈祭(かんとうさい)が19日から始まり、28日まで龍神温泉街などで行われる。

 観燈祭は閑散期の冬場に観光客を呼び込もうと毎年恒例となっているが、昨年から龍神ならではの過ごしやすい夏の夜の魅力を知ってもらおうと、夏場にも行っている。灯籠はろうそくをともす高さ20㌢と、電気で光る高さ50㌢ほどの2タイプがあり、温泉施設や飲食店など10施設の軒下に、1施設あたり20~50基を設置。幻想的な雰囲気を演出。田辺市役所龍神行政局にある龍のモニュメントにも灯籠を設置している。点灯時間は午後6時から9時頃まで。

 27日午後6時からは、モデル2人を迎えての撮影会と、親子連れらが灯籠に願い事を書いて河原に並べる「願いの灯火」のイベントもある。期間中に撮影された観燈祭をテーマにしたフォトコンテストも実施。9月中に審査し、最優秀賞1人に1万円相当の地域特産品、優秀賞1人に龍神温泉元湯無料入浴券11回分、ほっと賞1人に5000円相当の地域特産品が進呈される。応募方法など詳しくは同協会℡0739-78-2222。