日高地方PTA連合会(丸木秀信代表)は5日、宮崎泉県教育長に日高地方の県立高校の生徒募集定員の維持を求める要望書を提出した。

 要望は毎年行っており、同連合会の関係者4人と日高地方選出の県議会議員4人も同席した。

 今年度の日高地方の中学生は585人で、昨年度より34人減少しているが、通学区の全県一区制により他地方から入学希望の生徒が増えることも想定される。この日は、県北部や南部からも通学できる地理的条件もあることを説明し、「例年、普通科を志望する生徒が多いなか、進学を希望する生徒の進路を保障するため、日高地方の各高校の学級数を維持していただきたい」と要望した。

 日高地方の2022年度の普通科の募集定員は日高が200人(5学級)、紀央館が120人(3学級)、南部が80人(2学級)、日高中津とみなべ龍神が40人(1学級)だった。