左から納品に訪れた井川君、中谷君、澤本君、仲君

 日高高校中津分校の1、2年生34人が今年度商品化したコーヒー豆「中津珈琲」の販売が29日、船津のSanPin中津でスタートした。

 総合的な探究の学習の一環。昨年度の3年生が紀州備長炭の製炭職人とタッグを組み、規格外の備長炭を使った炭火で焙煎したコーヒー豆を製品化しており、今年はこれに加え、ドリップバッグの商品化にも取り組んだ。使用する豆の選定、ドリップバッグに入れる粉の量や挽く粗さなど試飲を重ね味の濃さやフィルターを通る早さなども調整。商品名の検討やパッケージデザインも行い、この日の発売を迎えた。

 代表して2年生の井川怜皇(れお)君、中谷駿太君、澤本英万(えいま)君、仲翔弥君がSanpin中津に商品を納入し、陳列作業を行った。澤本君は「何度も試飲を重ねて、幅広い年齢層においしく飲んでもらえるよう工夫しました。多くの人に飲んでもらいたいです」と話していた。

 焙煎コーヒー豆は昨年と同様100㌘1000円、ドリップバッグは3個入り500円、7個入り1000円で販売されている。