新曲をPRする宮本さん

 県内の歴史や文化をうたい、和歌山の魅力を発信している紀の川市在住の歌手宮本静さんが、新曲「恋の川 星の川~安珍清姫七夕伝説~」を発表した。23日には日高川町の道成寺を参拝、奉納歌唱を行い、ミニ歌謡ショーも開催。宮本さんは「安珍清姫伝説を今風に、軽快にうたわせていただきました。これで安珍清姫のイメージが変わるはず。応援よろしくお願いします」とPRしている。

 新曲は道成寺に伝わる安珍清姫伝説をモチーフに、すさみ町の作家原きよかさんが作詞。安珍清姫の情念あふれるストーリーに、七夕のロマンチックな要素をプラスし、ラブファンタジーに仕上げている。

 曲は、今はやりの1980年代シティポップの要素を取り入れた明るいメロディー。自身がこれまで発表してきた演歌のイメージをがらりと変える曲となっている。歌詞の中に出てくる「大蛇の龍雲が山風と流(ゆ)く。許せない…許せない…」もどこかポップに聴こえ、振り付けもあり、見て聴いて楽しめる曲になっているという。

 レコーディングとCDジャケットは道成寺で撮影し、現地のエネルギーを注入。今月7日に県内で先行発売、8月17日に全国発売される。

 23日はファンとともに道成寺を訪れ、奉納歌唱を行い、山門のレストランあんちんでミニ歌謡ショーを開催。9月3日には御坊市民文化会館で、新曲発売記念コンサートも開かれる。入場は新曲CD付きで2000円となっている。

 問い合わせは宮本音楽事務所℡090―1593―4514。