和田局長㊧から認定書を受ける中道会長(手前)

 一般社団法人倫理研究所和歌山紀央倫理法人会(中道幸代会長)の設立式典が19日、みなべ町のホテル&リゾーツ和歌山みなべで行われ、同会メンバーや来賓ら約50人が出席した。

 倫理法人会は「企業に倫理を 職場に心を 家庭に愛を」をスローガンに、経営者自身が純粋倫理を学び、活力に満ちた人に変わることで社員が変わり、自社の繁栄を目指す法人会員組織。全国の会員社数は約6万8000社あり、各地でセミナーや講演会を開催している。

 和歌山紀央倫理法人会は、前身の和歌山紀央準倫理法人会が2019年8月に開設されて以来、週1回のモーニングセミナーなどを開いて活動の普及に努め、当初50社程度の会員だったが、現在は御坊市内を中心とする紀南エリアの109社が参画。「準」が取れて倫理法人会になるための条件となる会員100社以上をクリアしたことで、今回の設立となった。県内には和歌山市を拠点とする和歌山市倫理法人会と和歌山南倫理法人会があり、紀央倫理法人会が3団体目。

 式典では一般社団法人倫理研究所法人局の和田毅局長が中道会長に倫理法人会の認可書、柴本渉専任幹事に行動旗を授与し、「コロナ禍の中での活動の普及は大変厳しいと聞いたが、英知を結集して乗り越え、会員数を増やした行動力に拍手を送りたい」とあいさつ。来賓の二階俊博衆議院議員秘書の二階俊樹氏、三浦源吾御坊市長も同会の一層の発展へ期待を込めた。

 中道会長は「会員100社はとても難しいと思っていましたが、皆さまのおかげでここまで来ることができ、何事もあきらめてはいけないということを痛感しました」と涙ながらに感謝し、「倫理法人会は学びの継続、実践の場であり、楽しく、素晴らしい仲間がいる場。さらに広げていきたいと思います」と述べた。