初回無死二、三塁から市木が中前に先制の適時打

 第104回全国高校野球選手権和歌山大会4日目の15日、2回戦で日高中津が新宮を13―1の6回コールドで下して初陣を飾った。日高中津は打線が爆発し、初回にわずか3球で2点を先制すると、3回に5点を奪うなど前半で大量得点を挙げ、試合の主導権を握った。守っても2投手の継投で相手打線を3安打1失点に抑えて快勝した。

日高中津
   205024 13
   001000 1
新宮
  (6回コールド)
 日高中津は初回、中川、土川が敵失で出塁し、無死二、三塁の好機をつくると、市木が初球を中前に弾き返して2点を先制。3回には四球や送りバントで2死三塁とし、山西が左翼へ3点目となる適時打。さらに中部屋、出口、大道の3連続適時打で4点を加え、この回、打者一巡する猛攻で一挙5点を挙げ、試合の流れをつかんだ。その裏、スクイズで1点を返されたが、5回に敵失や柏原の適時打で2点を追加し、9―1と大きくリードを広げた。6回には2死満塁から代打藤澤が適時二塁打、続く柏原が2死二、三塁から適時三塁打を放ち、この回計4点を入れた。
 守っても先発大道が5回を投げて散発の3安打で1失点の好投。6回には2番手でマウンドに上がった市木が打者3人をピシャリと抑えて締めくくり、6回で10点差以上をつけてコールド勝ちした。
 3回戦は近大新宮と対戦する。