地鎮の儀で鋤入れをする日裏町長

 印南町防災福祉センター(仮称)建設工事の起工式が1日、山口地内の現地で行われ、関係者約20人が工事の安全を祈願した。

 防災福祉センターは日裏勝己町長の公約の一つでもある「強靭で安全・安心の希望の持てるまちづくり」に向けた事業の拠点施設になり、社協事務局のほか、保健センターなどの福祉業務を集約させ、老人クラブやサークル団体の活動室などを設ける。

 神事は地元の山口八幡神社の岡田朝臣神主が祭主を務め、施主の日裏町長、設計の㈱寺前則彦設計室(西ノ地)久岡政弘代表取締役社長、施工の㈱淺川組(和歌山市)西口伸専務取締役事業本部長がそれぞれ地鎮の儀を執り行った。

 神事終了後、日裏町長は「当初、この土地は個人住宅地の予定だったが、役場新庁舎の近くに公共施設を建設したいという思いが所有者に伝わり、建設に着手することができた。所有者や関係者に感謝し、完成後は誰もが利用しやすい福祉拠点にしていきたい」とあいさつした。

 施設は鉄筋造り2階建て、延べ床面積1824・1平方㍍で、総事業費は9億5000万円(税込)。今年度中の完成を目指し、2023年4月の供用を予定している。