7月5日から8日までの4日間、岐阜県の川崎重工ホッケースタジアムで開かれるU18女子ホッケー日本代表最終選考会(日本ホッケー協会主催)に、紀央館高校の岩﨑明生選手(3年)、則岡美羽選手(同)、弓中視卯選手(2年)の3人が参加する。いずれも今年1月に行われた1次選考をパスしており、日高地方初の日本女子ユース代表入りを目指す。

 1次選考会は全国9ブロックを東日本(北海道、東北、関東、北信越)、中日本(東海、近畿)、西日本(中国、四国、九州)の3地区に分けて開催し、学校推薦を受けた実力のある選手たちがテストを受けた。

 中日本の1次選考には約80人が参加し、走力などのフィジカルと実践形式(試合)で審査され、紀央館の3人を含む35人が合格。今回の最終審査には各地区審査をパスした84人が集まり、U18女子ホッケー日本代表のスタッフらがフィジカルと実践形式で審査、代表メンバー25人程度を選出する。メンバー入りすれば、強化練習や海外遠征などに参加する。

 岩﨑選手(由良中出身)はDFで紀央館高校の主将。長いリーチを生かした粘り強い守備と力強いストロークが持ち味。則岡選手(湯浅中出身)はMFで、スピードのあるドリブルと巧みなボールコントロールが得意。弓中選手(吉備中出身)はFWで、チームのポイントゲッター。ドリブルでの突破力とどこからでもシュートが打てることが武器。

 最終選考会に向け、岩﨑選手は「自分ができることを全力で頑張りたい」、則岡選手は「常に平常心を持って得意なプレーでアピールしたい」、弓中選手は「最後まであきらめず、全力プレーで頑張りたい」と抱負。喜多英登監督は「それぞれが自分の特徴、持ち味を発揮し、思い切ったプレーをしてほしい」とエールを送っている。