御坊市内の書店員さんがオススメの本を紹介するコーナー、今週はブキャンドック大谷の女性店員ペンギンさんが、人気シリーズの最新作を紹介してくれます。

 累計15万部突破の大人気「花咲小路」シリーズ第7弾! たくさんのユニークな人々が暮らす花咲小路商店街で、?ん会派「久坂寫眞館」を舞台に物語は始まる。

 新米カメラマンの樹里は、大正から続く商店街いちばんの古株「久坂寫眞館」で、住み込みで働き始める。その寫眞館の社長の重(じゅう)は若くして跡を継いだ4代目だが、彼がシャッターを切ると幽霊みたいなものが写り込んでしまう為、樹里が採用された。その写り込んでいるものが「過去」のものだとわかったきっかけで、昔の花咲小路商店街へタイムスリップしてしまう。樹里と重とそして「怪盗セイント」であることを隠しているセイさんと3人で、過去の謎に包まれたままの火事の真相を解き明かしていく!

 今回も登場、80歳の怪盗セイントことセイさんがタイムスリップし、昔なつかしいレトロな街並みやセイさんの記憶が語られるのを読んでいると、自分も昭和にタイムスリップしたかのような感覚にもさせてくれる作品です。