局面を考えながら将棋を指す小竹君

 大山名人杯争奪第21回全国小学生倉敷王将戦(倉敷市など主催)の県大会が19日、御坊市湯川町の財部会館で開かれ、塩屋小学校1年の小竹和寿(しの・かずひさ)君が低学年の部(1~3年)で準優勝した。

 低学年と高学年の部(4~6年)に分かれて実施。低学年の部には8人が出場し、総当たりで対局。日高地方から唯一出場の小竹君は、広瀬小(和歌山市)3年の上野佑真君に敗れたものの、年上の子にも勝利するなど6勝1敗と大健闘した。

 小竹君は塩屋幼稚園の年中の時から、父親の宏和さん(36)に教えてもらって将棋を始めた。その後、御坊市と田辺市にある将棋教室にも通うなど棋力をつけ、今では宏和さんと対局しても互角の勝負だという。

 今大会を振り返り、「いろんな人と対局できて楽しかった。準優勝できてとてもうれしい。これからも好きな将棋を続けていきます」と笑顔をみせた。