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トマトキバガ 印南町で関西初確認

 県農作物病害虫防除所は、印南町でトマトなどナス科の作物を食い荒らすトマトキバガの発生を確認。13日、病害虫発生予察特殊報第1号を発令した。国内では昨年10月に熊本県で初めて確認された外来種で、国内では8県目、関西では今回が初めての確認。トマトの生産者らに対策を呼びかけている。

 5月下旬、印南町内のミニトマト施設周辺に設置した侵入警戒トラップに成虫が誘殺されていた。農林水産省神戸植物防疫所に同定を依頼したところ、トマトキバガと確認された。農作物への被害はまだみられていない。

 南米原産での外来種で、2006年にスペインへの侵入が確認。これまでヨーロッパ、アフリカ、中米、西アジア、アラビア半島、インド、ネパール、東南アジアに分布しており、昨年5月までに台湾、中国、中央アジア諸国でも発生が確認された。国内では昨年10月に熊本県、12月に宮崎県、今年3月に鹿児島、大分、福岡、長崎の4県、4月に愛媛県で確認されている。トマトでは葉の内部に幼虫が入って食害、表面を残して薄皮状になる。果実では幼虫が穴を開けて入り込み、内部を食害。表面に数㍉程度の穴があき、食害部分に腐敗が発生する。

 トマトキバガに対する登録農薬はまだないが、同防除所は他の農薬で防除を行うよう対策を呼びかけ、「ほ場内をよく見回り、見つけ次第捕殺すること。被害葉や被害果は放置せず速やかに除去し、適切に処分を」としている。

 使用できる農薬については、同防除所のホームページに掲載している。

 

九州、四国地方に続き、関西では初めて印南町で確認されたトマトキバガ
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