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県内の高校が連携 メルカリShopsで商品販売へ

 南部、紀北農芸、和歌山商業など県立の農業高校と商業高校が連携し、インターネットショップ開設サービス「メルカリShops」を使ったネット販売に挑戦するプロジェクトが始動。13日にはみなべ町の南部高校でキックオフミーティングが開かれた。生徒が生産した既存の加工品や各校共同開発の新たな商品を販売していく予定で、第1弾は7月12日から、南部高校のジャム4種類を出品する。

 メルカリShopsは、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」で知られる株式会社メルカリのグループ会社ソウゾウが開発し、昨年10月から運営スタート。個人の不要なものを販売するメルカリとは違い、事業者や法人、ものづくりをしている人らをターゲットにしており、スマホ一つあれば手軽に出品できるのが特長。すでに20万事業者が登録。高校生が参画するのは全国初となる。

 キックオフミーティングには南部高校食と農園科1・2年生59人、紀北農芸高校7人、和歌山商業高校5人が参加。株式会社メルカリ会長室政策企画参事の高橋亮平氏(46)と天野宏氏(40)から、相手の顔が見えないネット販売でのプロ意識の重要性や、出品写真を明るくするなどよく売れるためのコツを聞いた。

 第1弾の販売では南部高校生が実習で作っている梅、イチゴ、ミカン、シソの4種類のジャムを各限定50個、計200個を出品。この日は、生徒たちがワークショップも行い、商品販売ターゲットや価格の設定、付加価値の付け方などで意見を出し合った。

 南部高校2年の松根夢さんは「ジャムは3個セットなどの方が売れやすいと思います。シソのジャムは珍しいので、セールスポイントになるのではないでしょうか」。総務省勤務時代に和歌山県情報政策課に出向した経験があるメルカリの天野さんは、「全国のモデルケースとして、県教育委員会に今回のプロジェクトを提案させていただきました。和歌山には誇れる産品がたくさんあります。東京や大阪に行かなくても、地元にいながら商売できることを知ってほしい」。南部高校の橋本和旭教頭は「農業も6次産業化が進んでいます。生徒たちに栽培、加工、販売のノウハウを身につけてもらう機会になれば」と話していた。

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