第38回U20日本陸上競技選手権大会兼カリ2022U20世界陸上競技選手権大会日本代表選手選考競技会が9日から12日までの4日間、大阪市のヤンマースタジアム長居で開かれ、紀央館高校3年の阪本海月華選手(17)が女子円盤投げで4位入賞と健闘した。

 同大会は2003年1月1日から06年12月31日の間に生まれた今年16~19歳になる選手の大会で、参加標準記録の突破が出場条件になっている。日本のトップアスリートが顔をそろえる第106回日本陸上競技選手権大会と同時開催で、阪本選手は、大会初日のトップ競技として行われたU20女子円盤投げに登場。1投目は38㍍31を投げ、2投目で41㍍49と記録を伸ばし、3投目はファウル。この時点で6位につけ、8位以上が投げられる後半3投に進んだ。4投目のファウルのあと、5投目でも41㍍78とわずかに更新。最終の6投目で43㍍16を投げ4位となった。

 1位だった大学生を除く上位2位から4位は、昨年のインターハイで2位だった阪本選手を含めベスト3のメンバーで、8月に徳島県で開かれる今年のインターハイの前哨戦となった。

 阪本選手は「自己ベストを出せていたら優勝できていたのですごく悔しい。インターハイでリベンジしたい。まずは近畿総体で45㍍を投げ優勝します」と意気込みを見せた。

阪本選手