みなべ町東本庄、梅加工・販売の株式会社東農園(東善章社長)で10日、梅に感謝する収穫祭、黄梅祭(こうばいさい)が行われた。

 東農園が40年以上前、南高梅の木を寄贈したのをきっかけに交流が続いている大阪天満宮の宮司や巫女らを迎えて、東農園敷地内の施設や東本庄地内の大阪天満宮「御神園(ごしんえん)」で毎年、神事が行われているが、コロナ感染予防のため中止となって3年目。この日は東社長らが御神園で、豊作や梅産地の発展を祈願。同時刻に大阪天満宮でも神事が行われた。

 東社長は「天神さまに最盛期を迎えつつある梅の収穫が無事終わるとともに、コロナ禍が一日でも早く終息することを祈念しました。来年こそは落ち着きを取り戻した大阪天満宮の皆さまをお招きし、この御神園にたわわに実った梅を見ていただけるよう梅づくりに励みたいと思います」と話している。11日には熊野本宮大社の御神園でも黄梅祭が行われた。

東本庄の御神園に一礼する東社長