県が主催する就職希望の高校生を対象とした企業説明会「応募前企業ガイダンス」が10日、御坊市立体育館で開かれた。


 若い人材の確保に取り組む県の事業で、就職意識の高揚や不安解消、進路選択の幅を広げ、ミスマッチによる離職を防ぐことを目的に開催している。紀中地区での開催は昨年に続き2度目となった。

 有田市、有田郡と御坊市、日高郡(みなべ町を除く)の県立高校9校から約200人の3年生が参加。来年3月に卒業する高校生の採用を予定している県内の大手企業や団体など61社がそれぞれブースを設けた。高校生は事前に、参加企業の中から興味がある企業3社を選び、順番にブースを巡った。

 企業ブースでは、採用担当者らが会社概要や研修・育成態勢、やりがいや求める人材、メリット・デメリット、社内イベントなどについて説明。高校生はメモを取りながら将来の選択肢について、真剣に聞いていた。

 来春卒業の高校卒業者への求人受け付けは今月1日からスタートしており、9月5日から、高校からの応募が開始される。

企業ブースで担当者の説明を聞く高校生