展示写真を見て回る髙辻会長㊨と三浦市長

 御坊ロータリークラブ(髙辻幹雄会長)主催、御坊市協賛の「懐かしの写真展」が市役所1階ロビーでスタート、初日の6日にはイベント開始セレモニーが行われた。


 48年間市民が慣れ親しんだ庁舎の建て替え工事が進められる中、市民にいま一度、御坊のまちに意識を向けてもらうことが目的。魅力の再発見や新たな魅力づくりの機会を継続的に提供しようと、同RCは市役所お別れイベント委員会(岡本恒男委員長)を設け、「私たちのまち御坊市 古き良き時代から未来へ」をテーマとした取り組みの第1弾。


 展示しているのは、市民や市の提供写真で、最も古いものは100年ほど前の1921年(大正10)7月に発生した水害の写真。他には、古い街並み、御坊祭や森祭など地域の祭り、商工祭や七夕祭のにぎわい、旧国鉄時代の御坊駅から通学する高校生の列、人であふれる相撲大会といった活気ある写真など約80点が並んでいる。


 セレモニーで髙辻会長は人口減少などに触れ、「将来を担う若者に明るい未来のバトンを渡すため、市の原点から今までの歩みを振り返りながら、未来の御坊市を考える機会にしてほしい」とあいさつ。三浦源吾市長は「1人でも多くの市民や若者の皆さんに写真を見てもらい、古きよき時代を振り返りながら、ふるさとに愛着と誇りを持つ気持ちを持ってもらえれば」と、写真展の企画に感謝した。


 写真展は30日まで開催される。市役所お別れイベント委員会では、現在の様子や次世代を対象とした事業も計画している。