完成したレモンエール

 和歌山高専と和歌山市の株式会社和歌山ブルワリー(吉田友之社長)が共同開発しているクラフトビールは、15日に第2弾の販売を開始する。

 第1弾は、道成寺(日高川町鐘巻)の入相桜(いりあいざくら)の酵母を使ったビール「AGARAクラフトミックスベリーエール」、県林業試験場(那智勝浦町)のクマノザクラの酵母を使った「AGARAクラフト三代目VER.」の2種類。4月末にオークワ各店で発売し、県内ではすぐに売り切れる人気だった。

 第2弾は「AGARAクラフト三代目VER.」がそのままだが、入相桜の酵母のビールはミックスベリーからレモンに変更し、「レモンエール」として販売。道成寺の酵母だけでなく、レモン、ホップ、二条大麦が和歌山県産となっており、和歌山の魅力が詰まったビールとなっている。

 第1弾同様、和高専の学生が醸造に加わっており、日高地方の新たな特産化にも期待されている。