きいちゃんから苗を受け取る川口さん

 日高川町の川原河小学校(原里枝校長)で1日、5、6年生5人がグリーンカーテン作りのため、パッションフルーツの苗植えを行った。

 県が2013年度から実施している地球温暖化対策の推進や環境学習などを目的としたグリーンカーテン事業。今年度は県内63小学校が参加し、カーテンになるゴーヤやパッションフルーツの苗とプランターなど栽培用具一式が配布されている。

 この日は同校で苗植えイベントが行われ、県の環境生活総務課の職員とPRキャラクターのきいちゃんが来校。県の職員はグリーンカーテンがあると蒸散作用で涼しくなり、日差しも遮ってくれることを分かりやす説明し、「省エネにもなり地球に優しいです」と紹介した。児童はプランターに貼るメッセージを考え「部屋を涼しくしてね」「早く元気に大きくなってね」などと書いた。

 校舎前では、全校児童が集まったところで苗を持ったきいちゃんが登場し、6年生の川口美咲さんに「パッションフルーツ元気に育ててワン」と手渡した。みんなで記念撮影したあと、5、6年生の5人がそれぞれプランターに苗を2本ずつ植えた。プランターは、5、6年生の教室の窓の下に設置し、水やりも行った。

 川口さんは「きいちゃんに会えて楽しかった。苗が育つのが楽しみです」と話していた。