柳本リーダーが3期生に活動内容等を説明

 美浜町のNPO法人日ノ岬・アメリカ村(小薮清信理事長)が主催する語り部ジュニア養成講座は29日、旧三尾小学校で第3期の開講式が行われた。

 語り部ジュニアは、美浜町地方創生事業「日の岬・アメリカ村の再生とふるさと教育」の一環。2年間の活動で、英語と三尾地区のカナダ移民の歴史などを学び、外国人観光客などのガイドを目標にしている。

 3期生は美浜町在住の中学生7人と高校生3人の計10人(うち1人は2期から継続参加)で、開講式には6人が出席。語り部ジュニアリーダーの柳本文弥さんは「この三尾は万葉の時代から江戸、明治、大正、昭和へとつながるいろんな歴史があり、いまも大きな問題となっている戦争でも学ぶことがたくさんあります。三尾を知ることは世界を知ること。世界を知るために英語を身につけ、英語で外国の人にも三尾の歴史を伝えられるよう頑張りましょう」とあいさつし、歴史や英会話の学習、外国人客のガイドなど活動内容について説明した。

 講師陣と事務局、受講生がそれぞれ自己紹介し、過去の活動の様子をまとめたDVDも見た。講座は月4回、毎週日曜に開き、和歌山大学や京都外国語大学、東京大学、大正大学、甲南大学など移民や観光について調査・研究を行っている大学の教授、学生らとの交流も行う。