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南高梅の収出荷スタート

南高梅を収穫する石橋さん(みなべ町東岩代で)

 JA紀州(芝光洋組合長)の主力品種、南高梅の出荷が27日からスタートした。収穫時期が早まっていたここ数年よりは遅めの生育だが、実太りがよく品質も上々で、豊作だった昨年並みの出荷を予定している。自宅での梅ジュースや梅酒作りが新型コロナ禍の巣ごもり需要で人気となっており、6月10日ごろをピークに日本一の産地から全国へと届けられる。

 梅生産者約1500軒でつくるJA紀州みなべいなみ梅部会の副部会長石橋弘至さん(48)=東岩代=の畑でも収穫が始まっている。約3㌶で南高梅を栽培しており、青梅と完熟の落ち梅を出荷。25年前に家業の梅農家を継ぎ、肥料の量やせん定に気を配り、木を弱らせず、毎年安定した収量を出荷できるよう取り組んでいる。「本格的な収穫は6月に入ってからですが、今年もおいしい梅ができています。梅ジュースや梅干しは夏ばてや疲労回復にいいので、ぜひ楽しんでほしい」と話している。

 JA紀州みなべ営農販売センターによると、主産地のみなべ町と印南町では合わせて約1500軒の生産者が2170㌶で梅を栽培している。今年は、冬の低温や春の夜温の低さなどから、例年より生育は遅めだが着果量は平年並み。春に雨が多く、実太りが良好で、病害虫の影響もほとんどなく上々の品質となっている。出荷目標は豊作だった昨年の実績に並ぶ2500㌧としている。

 南高梅は、実が大きく、薄い皮と小さな種が特徴。梅ジュースや梅酒、梅干し作りなどに適しており、長年人気を誇っている。コロナ禍に自宅で手作りする人も大幅に増加した。市場やスーパー、消費者から高い信頼を得るブランド梅は、6月10日ごろをピークに7月上旬まで北海道から沖縄まで全国へ出荷される。

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