あいさつする内芝会長

 由良町内全地区の各自主防災会会長らでつくる町自主防災会協議会が25日発足。地区を超え、オール由良の広域的な相互支援や連絡調整、防災知識の共有で地域の防災体制強化につなげる。

 町内全19地区には16地区それぞれと畑・中・門前連合の計17自主防災会があり、各自主防災会相互の連絡調整を図るとともに、地域の防災体制の充実強化を目的に、各自主防災会会長(畑・中・門前区連合は会長と副会長)で構成。役員は区長会の会長、副会長をもって充て、内芝善明会長(小引)、藪下友秀(南)、石井孝治(吹井)の両副会長に決まった。

 この日、役場で設立総会があり、規約を承認。内芝会長は「17自主防災会、19地区の皆さんのご協力よろしくお願いします。生まれてきて、育てられてよかった、そんなふるさとをつくるには、身の安全が大事。協議会の設立、発展が各自主防災会に役立ち、自然災害の被害を軽減させられる活動を行っていきたい」とあいさつした。

 2022年度の活動実施計画では、和歌山地方気象台の出前講座受講や県土砂災害啓発センターの見学を予定。このほか、県内各自主防災組織の取り組みや資機材一覧、防災士の育成、町学習教室について説明を受けた。

 自主防災会協議会の設立総会を前に、今年第2回の区長会定例会を開催。町担当者から新規や拡充、補助・助成事業について説明を聞いた。