講師の大谷さん㊧の指導を受けながらロールケーキ作り

 南部高校食と農園科食文化探求コースの2年生13人が25日、同校の実習室で大阪調理製菓専門学校の出前授業を受けた。

 神戸の一流ホテルでの勤務やウェディングケーキ考案などの実績を持つ同校講師の大谷篤史さんと学生3人が、ハチミツロールケーキの作り方を指導。大谷さんがパティシエの基本であるスポンジケーキについて、「生地にハチミツを入れることでしっとりする」「ボウルの底からすくい上げるように、ツヤが出るくらいまで混ぜる」などのポイントを説明。焼き上がった生地に生クリームをのせて手際よくくるっと巻き、「最初に軸を作って巻いていき、切ったあとは断面が『の』の字になるときれい」などとした。

 生徒たちはスタンドミキサーなどの器具も活用しながら卵を泡立て、手作りのロールケーキを完成させた。藤原央愛(はるな)さんは「生クリームが甘さ控えめでちょうどよく、中がふんわりしておいしいです。自宅でも頑張って作ってみたいです」と話していた。