悲願の国体成年女子バレー本選出場を目指す県代表チーム・和歌山クラブと高校生の合同練習会が、21日午前9時半から御坊市立体育館で開かれる。2012年ロンドンオリンピック女子バレーの銅メダリスト、迫田さおりさんと中道瞳さんがゲストに訪れ、生徒たちにアドバイスする。入場無料で、観覧をPRしている。

 少子化などで日高地方の小学生バレーボールチームが減少している中、少しでも興味を持ってもらい競技の楽しさを伝えたいと、和歌山クラブ監督の芝田安希さん(御坊市役所勤務)が初めて企画した。

 芝田監督はVプレミアリーグの名門東レ・アローズ元主将で、リーグ3連覇を達成したときのチームメートで今でも親交がある迫田さんと中道さんの協力を得て今回の練習会が実現した。

 和歌山クラブのほか日高高校と和歌山北高校の女子バレー部が参加し、ウォーミングアップから練習、最後には試合形式で行う予定。現役時代はウイングスパイカーだった迫田さん、セッターだった中道さんが選手たちにアドバイスする。

 オリンピックメダリストが来坊するめったにない機会で、当日は2階席で自由に観覧できる。練習会は午前11時半までで、正午からは迫田さんと中道さんのサイン入りTシャツやボールが当たる抽選会、写真撮影会がある。50人には粗品もプレゼントする。芝田監督は「和歌山クラブのことやバレーの楽しさを多くの人に知ってもらいたい。自由に出入りできるので、気軽に見に来てください」と話している。