完成した住宅の前で子どもたちがテープカット

 御坊市薗、株式会社サンクリエーション(成岩慎吾代表取締役社長)の「きっず工務店プロジェクト」で14日、湯川町小松原地内の分譲地に完成した住宅の竣工式が行われた。

 抽選で選ばれた小学2~6年生の男女15人が見習い技術者(アーキッズ)として参加。昨年8月の地鎮祭から大工職人らの指導を受けながら壁のボードのビス止め、パテ処理作業などを体験し、ロフト付き2LDK(148・21平方㍍)を建築した。大きな窓を取り入れたり、玄関入り口をタッチキーにしたりするなど子どもたちのアイデアも生かされた。

 竣工式では同社和歌山支店の松下仁志支店長が「今、みんなが住んでいる家もいろんな人が関わって建築されています。感謝の気持ちを持ってください」と述べ、アーキッズを代表して田辺東部小6年の樫山馨珂(きょうか)さんと湯川小6年の玉置環那さんの2人が「貴重な体験ができました」などとそれぞれ振り返った。

 成岩社長は「皆さんの一生懸命な姿を見て、あらためて家づくりの大切さを感じました」とあいさつした。