任期満了(5月10日)に伴う日高町町長選挙が19日告示され、3選を目指す現職松本秀司氏(66)=志賀=が届け出を済ませた。同時に執行される議員補欠選(欠員1)には環境保全団体アイデアル代表の嶋田奈津子氏(40)=志賀=と会社役員杉浦研太氏(33)=志賀=の新人2人が立ち、選挙戦がスタートした。

 町長選に立候補した松本陣営は、志賀地内の日高中学校近くの選挙事務所で出陣式を実施。コロナ禍のため規模を縮小して行われたが、約200人(主催者発表)の支持者らが集まった。後援会の上田充宏会長(80)が「皆さんの支持と応援のおかげで2期8年間を務めてこれました。3期目もまちのために精いっぱい働いてもらいたい。一緒に応援していきましょう」とあいさつした。

 松本候補はマイクを握り、「コロナ禍の中でも、町民や議会の皆さんの深い理解と協力で町政を担うことができました」と感謝しながら4年間を振り返り、「3期目も皆さんのお力添えをいただきながら、安心・安全のまち、笑顔で暮らせるまちづくりを着実に進めていきます」と決意を語った。

 最後は後援会青年部の小林久起部長(38)が音頭をとり、ガンバローコールで締めくくった。

 公約は、▽県道や町道などの整備▽がん検診の自己負担の無料化▽東南海・南海地震等の防災対策――など。正午現在で届け出を済ませているのは松本氏だけで、前回に続いて2期連続の無投票当選となりそうだ。

 議員補選に立候補した嶋田氏と杉浦氏も役場で届け出を済ませ、すぐに選挙事務所に戻って第一声を放ち、街宣に繰り出した。