華麗に走る名車に手を振る地域住民(御坊市のEEパーク前)

 東海~近畿地方を舞台に名所や旧跡を巡る国際クラシックスポーツカーラリー「ラ・フェスタ・プリマヴェラ2022」は3日目の17日、全国各地から往年の名車55台が日高地方を駆け抜けた。御坊市のEEパーク、日高川町の道成寺、由良町の道の駅白崎海洋公園に設定されたチェックポイントを華麗に通過。沿道やEEパークへ見に訪れた地域住民が手を振って歓迎した。

 09年から新型コロナの影響で中止となった20年を除き13回目。約1250㌔にわたるラリーは、16日に名古屋市をスタートし、三重、和歌山、奈良、兵庫を通って18日に京都市のゴールを目指した。


 17日は午前7時に白浜町の南紀白浜マリオットホテルを出発。高速道路から国道42号を北上し、御坊市塩屋町南塩屋のEEパークには、8時前から1926年式ブガッティを先頭に名車が続々と入場した。


 チェックポイントでは、御坊市の三浦源吾市長、小池佐左夫市議会議長、御坊商工会議所の上西一永会頭、塩路泰弘専務らがドライバーに和洋菓子詰め合わせやスターチスの土産物をプレゼント。第9代宮子姫オフィシャルコンパニオンの東山紗也さん、田中聖稀さんがチェックポイント通過の証明となるスタンプを押し、御坊市公認PRキャラクター「みーやちゃん」とともに笑顔で歓迎した。


 会場では新型コロナ対策が講じられ、密を避け、小旗や手を振って歓迎、応援。ドライバーらも手を振り返していた。何年かぶりという御坊市の木戸弘幸さん(45)は「全車を写真に撮影したのですが、もうカメラのメモリーがいっぱい。モーガン3ホイーラーは最高でした」、初めて見に来たという印南町の東裏幸志郎君(5)も「9番(1935年式ベントレー3・5L)が一番カッコよかった。僕も乗ってみたい」と笑顔を見せていた。