大輪の花を咲かせるシャクナゲ

 「シャクナゲの里」として知られる印南町川又地内の川又観音で、今年も大輪の花が咲き始めた。

 参道沿いなどに約3500本が植えられており、県下でも有数の花の名所。6月頃まで赤やピンク、白など色とりどりの花を楽しませてくれる。

 厄除けの川又観音には最奥に高さ20㍍の「菱の滝」があり、県水百選に認定されている。県指定天然記念物のトチノキなどもある。今月18日の会式は今年も新型コロナの感染予防で神事のみとし、餅まきや産品販売のイベントは中止。総代長の谷口晴太郎さん(75)は「美しいシャクナゲを見に、ぜひ参拝してください」と呼びかけている。