家族連れらでにぎわうマルシェ

 みなべ町の旧清川中学校で27日、南部高校美術部の生徒が梅の花台紙で梅の木をデザインした旧校アートがお披露目された。旧校舎で食品などを販売するイベント「旧校マルシェ」も行われ、多くの家族連れらでにぎわった。

 主催はみなべ町商工会青年部(岩本智良部長)。旧校アートは梅の花の形をした台紙2000枚を使用し、梅の木をイメージした作品に仕上げた。町内の小中学生933人が将来の夢を書いた台紙も使われ、作品タイトルは「Y―ume(ゆめ)のなる木」。

 今回のマルシェは作品の公開に合わせて開催され、パン、焼き鳥、たこ焼き、アクセサリーなどの約30店が旧校舎の教室や運動場に出店。町内外から大勢が訪れ、アートの作品鑑賞や買い物を楽しんでいた。

 高城中学校2年生の松井拳志君と長瀨逸樹君は、「みんなが書いた将来の夢を見ました。いろんな夢を持っていて、読むのがとてもとても楽しかったです」と話していた。