バルーンリリースする園児たち

 みなべ町の南部幼稚園(森本里美園長)で24日、閉園式が行われ、園児や保護者が開園から95年間の感謝を込めてバルーンリリースを行った。

 4月から新しいみなべ愛之園こども園に統合となるため、最後の卒園式に引き続いて園庭で閉園式を行った。

 井戸和彦教育長は1927年(昭和2)に南部町仏教会が双葉園託児所として開園し、今年度の卒園児13人を含めて6618人が巣立ったことを説明し「今日で歴史は終わりますが、心は新しい園に受け継がれます。安全安心の新しい施設で明るく元気に育ってくれることを祈っています」とあいさつ。森本園長も「閉園しますが、心のふるさととして皆さんの心にあり続けます」と述べた。全園児32人が「さよならみんなのようちえん」を合唱したあと、「南部幼稚園、95年間ありがとう、さようなら」と大きな声で感謝した。最後は保護者と一緒にバルーンリリースを行い、青空に舞い上がるカラフルな風船に笑顔で手を振っていた。