みんなでアイデアを出し合った高校生実行委

 南部高校と神島高校の生徒で作るグルメ甲子園高校生実行委員会(小阪彩音委員長)は、今年の第6回大会が中止となったことから、参加予定だった県内外10校の生徒に少しでも思い出にしてもらおうと記念誌を作製。みなべ町の特産品と一緒にプレゼントした。

 グルメ甲子園は2月13日に開催予定だったUME―1フェスタin梅の里みなべ2022のメインイベントの一つ。審査を勝ち抜いた県内と県外5チームずつが参加し、梅を使ったアイデア料理を提供する予定だった。

 記念誌はA4サイズ、10㌻フルカラー。各チームのメンバーや出品するはずだった料理の写真、料理に込めた思いなどを掲載。各料理には「こたつで食べたいで賞」「インスタでバズるで賞」「おやつにちょうどいいで賞」など実行委メンバーが考えた賞を授与するなど、遊び心いっぱいに仕上げた。オリジナルのトートバッグ、梅ジャム、梅ポップコーン、梅干しなどを合わせて参加生徒全員に贈った。

 小阪委員長(神島2年)は「交流できるのを楽しみにしていましたので中止は残念でしたが、少しでも記念になればとみんなで考えました。和歌山に興味を持ってもらうきっかけになればうれしい。来年は絶対に開催したいです」と話した。