マグロやアジなどの鮮魚を販売

 印南町、印南漁港内「かえるの港」の一角にある産直市場なごみが、鮮魚販売をスタートさせた。

 なごみは昨年12月3日にオープン。キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、ダイコンなどの地元新鮮野菜や、アジ・サバの干物、かまぼこ、しょうゆ、みそ、ウツボの干物などの加工品を販売している。鮮魚は地元漁協や市場で仕入れており、マグロ、ヨコワ、メバル、キンメダイ、アジなどを安く販売。専属の加工スタッフがおり、魚をさばいて刺し身にするサービスもしてくれる。

 貴志まこと店長(70)は「店舗が港にあるということで、やはり鮮魚の販売は欠かせません。ほかの品数も増えて、特に魚の干物の種類は充実しているので、ぜひお立ち寄りください」とPR。営業時間は午前9時から午後5時まで、5月から10月末までは午後6時まで。定休は月曜。

 かえるの港では和歌山市の不動産業・株式会社和み代表取締役の古田高士さん=印南在住=と、西ノ地の株式会社いなみの里梅園専務取締役の藁科恭平さんが中心となって住民参加型のまちづくりプロジェクトに取り組んでおり、地元の若者や町、紀州日高漁業協同組合とも連携。漁師小屋をリノベーションし、現在はなごみのほか、カフェ「オレンジキッチン」もオープンしている。第2期工事として引き続き漁師小屋の外装工事を行っており、今後は地元の果物を使ったパフェなどのスイーツ店や海鮮丼をメインにした飲食店の2店舗を出店。4月23日にはグランドオープン記念イベントも行う。