新型コロナの新規感染者数が増加傾向だ。26日の全国の感染者数は7万人を超えており、第5波のピーク時の約2万5000人と比べて倍以上となっている。世界的にもアメリカ、フランス、インド、ブラジルなどで新規感染者数が多く、依然として世界的流行状態。和歌山県でも、ついこの前100人を超えたと思えば、その後急増し、現在は300人を超える日も珍しくなく、今後さらに増加していく可能性もある。


 御坊保健所管内でもこれまでにない感染者数の多さだ。これまでも対策はきちんと講じてきているつもりだが、ここまで身近に迫ってくると、より気持ちを新たに徹底したいと思うものだ。消毒、換気、マスクをし、飲食店でもパネルによる仕切りや黙食を徹底すれば、かなり感染防止に効果はあると思うが、それを家庭でも徹底するのは難しい。明らかに症状が出ていれば家族内でも対策のしようがあるが、無症状や軽い風邪程度ならば、通常の生活を変えることはないだろう。


 そんな中、最近はコロナ保険という低価格帯のサービスが登場している。数百円から千円程度の保険料を支払うことで、3カ月間、コロナに感染したら数万円から10万円程度が給付されるというものだ。オミクロン流行で1月から加入者も急激に増加しているという。筆者も試しに加入してみたが、スマホで1、2分で加入でき便利。ただ「補償の開始日は加入の15日後」などの条件もあるので要注意だ。


 家族間感染など、どんなに予防しても感染リスクを完全になくすことができないコロナ。金銭的な問題だけではないが、万が一感染してしまった時のことを考え、何らかの対応策を講じておいたほうがいいだろう。(城)