港で天日干しの作業を行う寺井さん

由良町の衣奈湾で養殖ワカメの収穫が始まり、漁港内に冬の風物詩の天日干しが登場した。寒風に吹かれて揺れ、周辺に磯の香りを漂わせている。収穫は今月末まで。


 昨年11月末にロープに種付けしたワカメが湾内で長さ約1㍍に成長。丸太で組んだ棚にロープごと吊るして天日干しし、天気のいい日だと2日程度で干し上がるという。その後、さらにゴザの上で2日程度干して出荷する。


 26日から収穫作業を始めたという地元の寺井昭治さん(76)は「収穫時期は例年並み。品質もまずます」と話していた。


 由良町の養殖ワカメは柔らかくて旨味が強いと人気。